12月3日(日)南区民文化センターにて、一般社団法人クローバーの会20周年記念講演会が開催されました。講師は、クローバーの会前代表(現在は顧問)の村主裕子先生です。
村主裕子先生は、「親を子どものスペシャリストに 本人を自分のスペシャリストに 多様性を受け入れる社会作り」を理念とする「クローバーの会」を発足から牽引して来られた方です。
中国新聞で講演会を知り県外から参加して下さった方、知人に勧められて参加して下さった方、以前から継続して学び続けて下さっている方など、会場いっぱいの方々と共に「発達障がいの子とどう向き合うか~親や支援者としての愛情と覚悟~」講演を聞かせて頂きました。講演では、事例を紹介しながら、子どもの言動をもとに原因を考察し、児童のつまずきの捉え方や考え方、更に具体的な支援の方法とその結果や将来の姿に至るまで、お話し下さいました。
アンケートには、「納税できる人間にする」「うまくいかないことは後回しにしてなんとかなりそうなことから取り組む」「頼りになる人がいる」「障害者に限らずすべての人の権利を守る」「抽象表現の大切さ」「子どもに判断させる習慣」など、支援の肝となるキーワードに共感されたというコメントが多くありました。また、「発達障害だと気づくのが遅れてしまったことを悪かったと思う。これからできることを探していこうと思う。」「子どものつまずきに共感しながら支援していきたい。」など、深い悩みの中で前向きな思いを感じることができた方もいらっしゃいました。
毎日を過ごしていく中で、これからも、クローバーの会の理念を大切にし、支援について学び続けていく勇気を分けてもらいました。