第8期キャリア研修会 第4回は、 公認心理師・保育士の河本真代先生による「子どもの行動から考える支援」~特性に気づく視点の持ち方~でした。

 河本先生は、発達障害の全体像をとらえるところからお話を始められ、段々とご専門の自閉症についてのお話に絞られていきました。事例として見せて頂いたビデオ映像の1度目は、私の見方では「強い特性をお持ちの方だから、日常生活も大変だろうなあ」と、漠然ととした捉え方にとどまるものでした。しかし、「支援者としてアセスメントをして下さい。」と指示を受け、アセスメントの視点について講義を受けてから再度見直すと、同じ映像から見えてくることが違ってきました。なぜこのような行動をするのだろう、何が伝えたくてこの行動が現れているのだろうか、と行動や言葉など、事実を手がかりに考えていくことができました。

 目標を決める。どのような姿をゴールに見据えてどのような支援を行うのか、当事者の方にどんな支援がフィットするのか、身の回りにある様々なツールから情報を集めて支援計画を立てること、それを人任せにしないこと、自分で考えることを繰り返し示して下さったように感じました。「どこかの誰かにうまくいったことでも目の前の子に会うとは限らない。」何度もその言葉を反芻し、講義でも演習でもグループの方と協力してアイデアを出し合って考えることができました。

 最後のフレームワーク「PICAJIP」では、実際に事例を出し手法に則って話し合うと、とてもすっきりと課題を焦点化でき、アイデアを出し合うことができました。研修後のアンケートにも、「とても実践的でためになった」「PICAJIPを職場でもやってみたい」などプラスコメントをたくさん頂きました。アンケートの記入も多く、研修会が充実した内容だったことが伺えます。

 河本先生のお話から、支援の一歩を踏み出す勇気と、自信を持って方法選択する視点をいただくことができました。有り難うございました。

一般社団法人 クローバーの会